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先日、新作「ブレイブ ワン」を引っさげて13回目の来日(ご本人申告数)を果たしたジョディ・フォスター。その美貌、頭の回転の良さはもちろんのこと、寛容で誠実であり・・・短いインタビュー時間の中でも、彼女が人間としてあらゆることに卓越しているのを感じました。ランチタイムも十分にとることなく、たくさんの取材や記者会見を精力的にこなす姿はまさに勇気ある人=ブレイブ ワンそのもの。
ジョディのインタビューは「シネマ・アイ」11月でオンエア。
ここでは番組では放送しきれなかったコメントも含めみなさんに特別にご紹介したいと思います。



第3回

――映画に許されるのはたったの2時間。
   エリカの大きな心の変化を表すには
   短すぎる尺だと思うのですが、
   あなたの演技は素晴らしいまでに
   それを克服されていました。
   その成功の秘密とは?

(笑)それは・・・何故かしら!?
それが女優の仕事なのよ。
物語を創り、そこに命と息吹を与える。
そういう意味ではこのエリカという役は
私にとって最も意義のある、
長いキャリアのうちでも最も誇れるものなったわ。
まるで天からの贈り物のように。
悲しいのはこの役を再び演じられないことよ。
この映画はもう完成してしまったし、
次に向かっていかなければならない。
何故かそれがとても寂しいと感じるわ。

 

――この役はあなた以外の女優さんでは
   演じられなかったと思います。
   ジョディ・フォスターだったからこそ成立したと思います。

ありがとう。

 

――このところ「パニック・ルーム」や
    「フライトプラン」など女性を超える、
    つまり、女優が今まで選ぶことのなかったような
    キャラクターにあえて挑戦しているように
    感じられるのですが、
    何か意図はあるのですか?

そうでもないわ。「インサイド・マン」や
「ロング・エンゲージメント」にも出ているし・・・
最近ちょうどコメディ・アドベンチャー映画にも
出演するなど、
様々な役を選んでいると思う。
でも確かに私はドラマが好き。
孤独な役柄にとても惹かれるわね。
誰かを失って、取り残されたような、
そしてそこからどう生き抜いていくのか、
といったような役。
たぶん、今までもそういう役を演じることが
多かったからだと思うわ。

 

――ジョディさんは撮影が始まると
   キャラクターを家に持ち帰ってしまうタイプですか?

家には持ち帰ることはないけれど、
すごく取り憑かれるタイプだと思うわ。
撮影中はその作品のことで頭がいっぱいになっちゃうから、
朝の3時に突然目が覚めて
「すごいアイディアがひらめいたわ!」
なんてこともあるわね。(笑)
私は自分が関わる映画や
自分の役柄について考えることに
とても時間をかけるタイプなの。
何度も何度もそのことについて考えてしまう。
それが一般的に言うところの
「役に入り込む」っていうことなのでしょうけれど、
それ以上のことはわからないわ。(笑)
私は演劇学校に行ったことがないから、
それがどういうことなのかよくわからないの。

 

――カメラに向かって「シネマ・アイ」の
   視聴者のみなさんにメッセージをいただけますか?

もちろんよ。シネマ・アイをご覧の皆さん、
ジョディ・フォスターです。
「ブレイブ ワン」を持ってやってきました。
是非見に行ってください。素晴らしい作品です。

 

――ありがとうございました。


2007年10月16日 六本木グランド ハイアット東京にて
【インタビュー+翻訳文:長谷川智子(「シネマ・アイ」プロデューサー)】