ペテルブルク幻想

<内容>
列車から「壁」のある街に降りた少年は、道行く老婆も『罪と罰』の金貸しに見えてしまうほど19世紀ロシア文学にとり憑かれていた。少年は、その街で出会った孤独な二人の女性エレナと夜の街を彷徨い、「ペテルブルグの牢獄」からの脱出を夢想するが、やがて目の前に『罪と罰』のヒロイン「ソーニャ」を見いだす。

<見どころ>
物語の半ば、エレナと恋する少年が、唐突に癒し=癒される場面は感動的。「あなたとはどこかで会ったことがあるわ」。プリングル監督の師匠W・ヴェンダースの『パリ・テキサス』にも、夫だけが気がつく夫婦の再会シーンがあった。彼らは、世界のあちこちで<愛>を捜す作家たち。

<受賞歴>
1989年カンヌ国際映画祭正式出品

□原題/英語題
/The Prisoner of St.Petersburg

□製作年
1988

□製作国
オーストラリア=西ドイツ

□上映時間
83

□監督
イアン・プリングル

□出演
ノア・テイラー、ソルヴェイグ・ドマルタン、カーチャ・タイヒマン
□音声

□フォーマット

□カラー
モノクロ

□言語