<内容>
テキサスの砂漠のガソリン・スタンドで倒れていた一人の男。4年間放浪していたその男、記憶を失っていた。弟と一緒にロサンゼルスに戻った彼は、息子と4年振りの再会を果たす。初めはぎこちない父と息子だったが、次第に親子の絆が芽生える。そして二人は、やはり消息を絶ってしまった母親を探す旅に出る…。
<見どころ>
ヴィム・ヴェンダースがサム・シェパードの脚本を得て、憧れの地アメリカを描いた秀作。兄と弟、父と息子による旅の光景の描写は、ロード・ムービー作家ヴェンダースの集大成とも言える。ロビー・ミューラーによる乾いた映像、哀愁漂うライ・クーダーの音楽が見事にマッチ。ハリー・ディーン・スタントの静かな存在感、ナスターシャ・キンスキーのけだるい美しさなど、演技陣も素晴らしい。カンヌ映画祭のパルム・ドールを獲得し、ヴェンダースの評価を決定づけた作品でもある。
<受賞歴>
1984年カンヌ国際映画祭パルム・ドール、国際批評家連盟賞、全キリスト教会審査員賞