<内容>
春のある日、大企業の経営者で伯爵令嬢でもあるエレナは、トラックに轢かれかけたロジェ・レノックス(アラン・ドロン)に手を差し伸べた。以来、2人は行動を共にするようになる。しかし、ロジェはビジネスを優先させるエレナに違和感を感じ、二人の仲はぎくしゃくする。2人がボートで湖に出たある日、ロジェは溺れて湖の中に消える。1年後、ロジェにうりふたつの実業家リシャール・レノックス(アラン・ドロン)が、エレナの面前に現れる…。
<見どころ>
ヌーヴェル・ヴァーグの先駆的作家ジャン=リュック・ゴダールが、ヌーヴェル・ヴァーグ誕生から30年、そしてゴダール自身のデビュー30周年の記念すべき年に製作した、その名も「ヌーヴェルヴァーグ」。ヌーヴェル・ヴァーグ運動とは相反する存在だった大スター、アラン・ドロンを主演に起用し話題となった。ゴダールにしては珍しく物語性のある展開ながら、レイモンド・チャンドラーの『長いお別れ』を中心に、様々なゴダールらしい引用を挟み、やはり一筋縄ではいかない。ゴダールの故郷スイス・レマン湖畔の四季の移り変わりを収めた美しい映
<受賞歴>