<内容>
11歳の少女マリーの両親は、決定的な別れの時期に至っていた。母親から父が出て行くことを告げられたマリーだったが、彼女はどこ吹く風。(「マリアの本」)
ガソリンスタンド経営者の娘マリーは、タクシー運転手ジョゼフに惚れられている。ある日、天使ガブリエルが飛行機でジュネーブにやって来た。ジョゼフのタクシーを捕まえ、ガソリンスタンドに押しかけて来たガブリエルは、マリーが近く神の子を宿すことを告げるのだが。(「こんにちは、マリア」)
<見どころ>
思春期の少女マリーの両親との関係をスケッチしたアンヌ=マリー・ミエヴィルの短編「マリアの本」と、『マタイ福音書』および『ルカ福音書』の処女懐胎に材を取り、さらに精神分析家フランソワーズ・ドルト著『精神分析に照らした福音書』の聖書解釈に想を得、聖母マリアの物語を現代に再構築したジャン=リュック・ゴダールの長編「こんにちは、マリア」という二つの物語で構成された作品。特に「こんにちは、マリア」はキリスト教信仰への冒涜だとして欧米では上映反対運動が巻き起こった。しかしながら薫風の様な「マリアの本」も荘厳な印象さえ
<受賞歴>
1986年 セザール賞最優秀短編賞ノミネート(「マリアの本」)/1985年 ベルリン国際映画祭インターフィルム賞、OCIC功績賞(「こんにちは、マリア」)