<内容>
ナナ(アンナ・カリーナ)は若くして結婚、離婚を経験し、今は女優を夢見ている。しかし、安月給のレコード店員では生活するのもやっとで、ついには男に誘われ、体の代償に金を受け取る。さらにポン引きのラウールに出会い、完全に娼婦の道に引き込まれていく…。
<見どころ>
監督ジャン=リュック・ゴダールと女優アンナ・カリーナの蜜月時代の作品。娼婦から女優に昇りつめる女性を描いたゾラの有名な小説『女優ナナ』の逆を行くように、女優を志していた女性が娼婦へと転落していく様を描いていく。それはさながらアンナ・カリーナの記録ともいうように、ただひたすら彼女の表情を、動きを追う。「裁かるゝジャンヌ」を見て涙を流す場面などは、詩的でエモーショナルな美しさに満ちている。
<受賞歴>
1962年 ヴェネチア国際映画祭審査員特別賞