<内容>
パリから遠く離れた村で暮らすグッピー一族。財産がよそ者に渡らないように、血族結婚を繰り返し、お互いをあだ名で呼び合っている。当主メスーは、離婚した妻の息子ムッシューがパリで重役になっていると聞き、娘ミュゲと結婚させるために彼を呼び寄せる。ちょうどその頃、長老エンペラーが泥酔した間に一族の財産が盗まれ、メスーの妻が死体となって発見される。ムッシューに疑いがかけられ、一族のはぐれ者、赤い手(フェルナン・ルドゥ)が捜査を始める。
<見どころ>
「穴」などで知られるフランスの名匠ジャック・ベッケルの長編第2作。農村を舞台にした、どこかのどかなサスペンス劇。緻密だがおおらかさも感じさせる人間模様の描写は、彼が長年助監督を務めたジャン・ルノワールの「ゲームの規則」にたとえられてもいる。原作・脚本は、ボワロー&ナルスジャックと並び評されるサスペンスの名手ピエール・ヴェリ。
<受賞歴>