<内容>
イギリス、リヴァプールにやってきたアメリカ人ビジネスマン、ベニー(ミゲル・サンドヴァル)。ホテルのレストランに入るが、いつまで経っても食事が出てこない。隣の席にいたイギリス人フランク(アレックス・コックス)と厨房を覗いてみると、誰もいない。しかもホテル中どこにも人がいなくなっていた。ホテルを抜け出し、レストランを探す二人だったが、なかなか食事にありつけない。おまけに街を彷徨う内に迷ってしまう。リヴァプールにあるはずもない砂漠に辿り着いた二人は、やはり道に迷ってしまったビジネスマン(ボブ・ウィズダム)に出会う。
<見どころ>
二人のビジネスマンが、食事を求めて彷徨いながら、いろいろな国に迷い込んでしまう、イギリスの鬼才アレックス・コックス監督による不思議なロードムービー。そもそもは、オランダのテレビ局が「美と癒し」というテーマで依頼。わずか3週間の間に5カ国での撮影を敢行し、完成させた。プロダクション名は「皆殺しの天使」の英語タイトル、「ブルジョワジーの秘かな愉しみ」のようにいつまでも食事にありつけず、「銀河」と同じく奇跡に遭遇しても平然としている主人公たち、とスペインの鬼才ルイス・ブニュエル監督の影響を色濃く感じさせる。監督自身が主演も務め、相棒のアメリカ人は、コックス作品に多数出演しているミゲル・サンドヴァルが扮している。日本の場面では、田口トモロヲ、永瀬正敏が顔を見せている。
<受賞歴>