<内容>
婚約者のロニー(ナイジェル・ヘイヴァース)に会うために、ロニーの母モア夫人(ペギー・アシュクロフト)と共にイギリスの植民地インドにやってきたアデラ(ジュディ・デイヴィス)。東洋に興味を持つ二人は、英国人教授フィールディング(ジェームズ・フォックス)の紹介で、インド人医師アジズ(ヴィクター・バナルジー)、哲学教授ゴドボリ(アレック・ギネス)と親しくなる。親切なアジズは彼女たちのためにマラバー洞窟への旅行を計画。フィールディングとゴドボリらは遅刻で来られなくなるが、三人は無事現地に到着する。最初の洞窟見学で疲れてしまったモア夫人を残し、アデラとアジズとガイドの三人は山頂の洞窟に向かうが、アデラが急に下山。残された二人は追いついたフィールディングと共に帰路につくが、駅でアジズがアデラを暴行した罪で逮捕されてしまう…。
<見どころ>
インドを訪れたイギリス女性の眼を通して、異文化の出会いと摩擦を描いた文芸大作。原作は『眺めのいい部屋』のE・M・フォスター。監督、脚色は、イギリスの巨匠デヴィッド・リーン。編集マンとして映画界での本格的なキャリアをスタートさせたリーンだが、処女作と遺作となった本作でのみ自作の編集を担当。「逢びき」のような揺れる女心の繊細な描写と、「アラビアのロレンス」のような壮大なスケールの情景描写といった、彼の持ち味の両方が堪能できるリーンの集大成。
<受賞歴>
1984年度 アカデミー賞助演女優賞(ペギー・アシュクロフト)、作曲賞
1984年度 ゴールデン・グローブ賞助演女優賞(ペギー・アシュクロフト)、音楽賞、外国語映画賞 受賞
1984年度 アカデミー賞作品賞、監督賞、主演女優賞、脚色賞、撮影賞、美術監督・装置賞、衣装デザイン賞、音響賞、編集賞ノミネート