<内容>
19世紀初頭のイギリス。素性がわからぬまま陰惨な孤児院で育ったオリヴァ(ジョン・ハワード・デイヴィス)は、9歳に成長し、葬儀屋で働くことに。しかし、他の従業員のいじめに耐えられず、逃げ出してしまう。辿り着いた先はロンドン。疲れきったオリヴァに一人の少年が声をかけ、フェイギン(アレック・ギネス)の元に連れて行く。そこで盗みを教わるオリヴァ。ある日、仲間たちと老人から財布を盗み、オリヴァは捕まってしまうのだが、オリヴァが駆け落ちした娘によく似ていたため、老人は彼を助けた。老人の家で生まれて初めて幸せな生活を送るオリヴァだったが、フェイギンに連れ戻されてしまう…。
<見どころ>
「大いなる遺産」に続く、巨匠デヴィッド・リーンによるディケンズ作品の映画化。主人公オリヴァには「素晴らしきヒコーキ野郎」の脚本家ジャック・デイヴィスの息子ジョン・ハワード・デイヴィスを抜擢。その脇を「戦場にかける橋」のアレックス・ギネス、当時リーンの妻だったケイ・ウォルシュらが固める。デイヴィスはその後テレビの演出を手がけるようになり、「モンティ・パイソン」「Mr. ビーン」など、傑作コメディ・シリーズの制作に携わっている。
<受賞歴>
1948年 ヴェネチア国際映画祭美術賞