<内容> 第二次世界大戦後、混乱のなかにあったパリ。レジスタンスとして戦いながらも、戦後に暗黒街に身を投じたマニュ(ヴァンサン・ルクール)。銀行強盗で拘留された彼は、犯罪増加に業を煮やした政府により、見せしめとして死刑宣告を受ける。彼の父親であるジョー(ブリュノ・クレメール)は、長年賭博で生計をたてており、親子の間には確執があった。だが父ジョーは息子の命を救うべく、ひとり孤独な戦いに挑む…。
<見どころ> フィルムノワールの巨匠、ジョゼ・ジョヴァンニ監督の自伝的な父と息子の感動ドラマ。かつては筋金入りのマフィアだったが、獄中で認められた文才で傑作「穴」「冒険者たち」などの原作を手掛け、自身も「暗黒街のふたり」「ル・ジタン」などの名作を世に放ったジョヴァンニ監督。死刑台から生還した若き日の体験に基づき、父と子の絆を万感の想いを謳い上げた本作は、監督の遺作となった。
<受賞歴>