<内容>
第二次世界大戦下のスウェーデン。15歳のスティーグ(ユーハン・ヴィーデルベリ)は、赴任してきた女性教師ヴィオーラ(マーリカ・ラーゲルクランツ)に心惹かれる。彼女もまたスティーグの視線を意識するように。ある日、スティーグが突然ヴィオーラにキスしたことをきっかけに、二人は愛し合うようになる。だが、やがてスティーグは、ヴィオーラの夫フランクとも親しくなっていく…。
<見どころ>
「みじかくも美しく燃え」のボー・ヴィーデルベリ監督が、自らの思春期の思い出を色濃く投影させた青春物語。主人公を演じるのは、監督の息子であるユーハン・ヴィーデルベリ。タイトルは、スウェーデンの学校の修業式などで歌われる讃美歌の一節。レズリー・ギャレットが歌うヘンデルのアリア『わが泣くままに』などの音楽も心に残る。大人の女性との恋愛をきっかけに成長する思春期の少年を丁寧に描き、アカデミー賞外国語映画賞にもノミネートされた佳作。残念ながら名匠ヴィーデルベリ監督の遺作となってしまった。
<受賞歴>
1996年「ベルリン国際映画祭」審査員特別賞(銀熊賞)、最優秀ヨーロッパ映画賞(嘆きの天使賞)