<内容>
ヨーロッパで90年代最大の文化的事件と呼ばれたゴダールのライフワークであり、モニュメンタルな作品「映画史」は全8章、4時間半。ゴダールの手法、すなわち映像を断片化し切断すると同時に異なる映像に接続するモンタージュによって、20世紀が“映画の世紀”であったゆえんを、テキスト・写真・音楽・絵画をまじえ、古今の膨大な数の映画そのものの力によって問いただす。
<見どころ>
“新たな波”すなわち、ヌーヴェル・バーグについての[3B]は、アンリ・ラングロワ、アンドレ・バザンらの映像とともに、ヌーヴェル・バーグをめぐる考察が展開される。“メッシナ通りの男”=アンリ・ラングロワのシネマ・テークによってもたらされた過去の遺産であるエイゼンシュテイン、グリフィス、ラングやルビッチ、ホエールをはじめとする古典的名画を、ゴダールらはどのように確信し受け止めたのか。「望んでいたのは、現実世界の少年たち、少女たちを撮影する権利を得ることだった」と語る。
<受賞歴>