<内容>
10歳の少女ザジは母親に連れられ、初めてパリにやってくる。恋人と会う母親は、ザジを叔父さんに預ける。ザジの一番の楽しみは地下鉄に乗ること。ところが、地下鉄はストライキ中だった。残された時間は36時間。ザジは一人でパリの街に飛び出していく…。
<見どころ>
レイモン・クノーのベストセラー小説を、「死刑台のエレベーター」などで注目を集めたルイ・マルが映画化。少女が36時間の冒険を経て成長していく姿を軽快なスラップスティック・コメディのタッチで描く。マル初のカラー作品で、コマ落とし、早送りなど、様々な撮影テクニックを駆使。映画化不可能と言われた小説と同じく斬新な作品に仕上がった。主人公の少女は、300人の中から選ばれた。叔父さん役のフィリップ・ノワレは、アニエス・ヴァルダなどの作品の脇役として出演していただけで、本作が本格的映画デビュー作といえる。地下鉄、エッフル塔など、ほとんどのシーンが実際のパリ市街で撮影された。
<受賞歴>