<内容>
社交界で華やかな青春時代を送ったアラン。現在はアル中のため療養所生活を送り、死にとりつかれている。人生を締めくくるために、昔の友人に会いにパリに出かけていく。平凡な家庭を持つ友人の凡庸さも、麻薬に溺れた友人の退廃も、すべてアランには空虚にしか見えない。晩餐会で昔なじみのソランジュと再会し、彼女のやさしさに触れるのだが…。
<見どころ>
生に失望し、死を決意した男の48時間を淡々と追った傑作。エリック・サティの音楽が効果的に用いられている。ルイ・マルは、友人の自殺をきっかけに本作にとりかかったが、主人公は彼自身でもあると語っている。初めて脚本をマル自身だけで手がけ、彼が完全にコントロール出来た作品で、ルイ・マルの最高作の一本。
<受賞歴>
1963年「ヴェネチア国際映画祭」審査員特別賞、イタリア批評家賞受賞作品