<内容>
1944年6月、フランス南西部のとある村。ルシアン(ピエール・ブレーズ)は病院で働く17歳の少年。家に居場所のない彼は、レジスタンス活動への参加を申し出るが断られる。ある夜、町のホテルに通りかかり、男に声をかけられる。そのホテルはゲシュタポの本部で、酒をすすめられるうちにルシアンは村のレジスタンス活動について話してしまう。以来ゲシュタポの仲間になったルシアン。仲間の紹介でユダヤ人の洋服屋オルン(オルガー・ローウェンアドラー)に洋服を作ってもらった彼は、オルンの娘フランス(オーロール・クレマン)と出会い、彼女に恋をする…。
<見どころ>
第二次世界大戦末期を舞台に、ふとしたことからナチスの手先になってしまい、運命を狂わせてしまった少年の悲劇を描いた名作。普通の青年が戦争に加担してしまう戦争の恐ろしさを淡々と描き、胸に迫る。監督はヌーヴェル・ヴァーグの代表作家ルイ・マル。悲劇的な物語を際立たせる、牧歌的で美しい田園風景が印象的な映像は、パゾリーニ作品や「ライフ・イズ・ビューティフル」で知られる名撮影監督トニーノ・デッリ・コッリ。
<受賞歴>
1974年度「全米批評家連盟賞」助演男優賞(オルガー・ローウェンアドラー)
1974年度「英国アカデミー賞」作品賞