<内容>
森に囲まれ“お城”と呼ばれる屋敷。優雅なロココ調の調度品が並ぶ邸内の壁の色は、すべて深紅に彩られている。両親の死後も独り、この家の主として暮らしてきた次女アグネスは、病に臥せっていた。女中アグネスの献身の甲斐なく、病は悪化の一途を辿っている。そして看病のために、有能だが冷徹な夫との空虚な生活を送る長女カーリンと、夫を自殺未遂に追いこんだことのある三女マーリアが戻ってくるのだが…。
<見どころ>
四人の女性の心底に潜む愛、孤独、性、死の断片を抉りだしながら、生の意義を鋭く問いかけた作品。最初にベルイマンが浮かべたイメージは、“赤い部屋に三人の女性がいる。彼女たちのささやきは白い”というもの。
<受賞歴>
1972年 ニューヨーク映画批評家協会賞 作品賞、監督賞、女優賞(リヴ・ウルマン)、他2部門受賞
1973年 カンヌ国際映画祭 フランス映画高等技術委員会賞
1973年度 アカデミー賞 撮影賞受賞 作品賞、監督賞、脚本賞、衣裳デザイン賞ノミネート