<内容>
監獄より逃れたお尋ね者のチャーリーは、水浴び中の僧侶の衣服を失敬し逃走中。列車で隣り合わせた男が保安官だったので飛び出すと、そこは新任の牧師を待ち受ける小さな町。その当人と間違われ、チャーリーは早速教会へ連れていかれる。長老席の面々が陪審員に見える哀しい性、聖書を渡されても思わず宣誓してしまう始末。しかし、その町には獄中で一緒だった悪漢ハワードが落ちのびていた…。
<見どころ>
「キッド」から「巴里の女性」と中編から長編に移行期にあったチャップリンの、単純にして奥深い喜劇。最初から最後までチャップリンは牧師姿で登場。彼らしいユーモアとアクションに満ちた知られざる傑作。
終盤が見もの。チャップリンをメキシコに逃す保安官の粋なはからい、唐突なガンファイト、そしてアメリカとメキシコの国境線をまたいだまま、去っていくチャップリンの後ろ姿。弁士徳川夢声はこの場面で「彼はついに"アメシコ"に行ったのであります」と名解説をつけたとか。
<受賞歴>