<内容>
ヴィットリアは3年間婚約していた外交官のリッカルドに、はっきりした理由もなく別れを切り出した。別離の後、彼女は投資家である母親に会いに証券取引所を訪れ、母の相談役である仲買人のピエロに出会う。そして、株大暴落の日、ヴィットリアとピエロはお互いに惹かれ合うものを感じ、急速に親しくなるのだが…。
<見どころ>
「情事」「夜」に続く、ミケランジェロ・アントニオーニ監督の「愛の不毛」三部作の最終作。深い関係になりながらも、埋められない溝を持ち続ける男女を通して、現代人の心の空虚さ、倦怠感を描いた作品。モノクロでシャ―プな映像感覚が光る。撮影は「夜」などでアントニオーニと組んでいる、ジャンニ・ディ・ヴェナンツォ。
<受賞歴>
1962年カンヌ国際映画祭審査員特別賞