<内容>
画廊に出資をしてくれる骨董蒐集家に会うため、南仏にある友人ロドルフの別荘に向かうアドリアン。そこには友人ダニエルと、ロドルフから招待されたアイデという若い娘がいた。彼女は男を頻繁に連れ込むという。久し振りのヴァカンスを得たアドリアンは、静かに健康的に過ごすことを決意。始めはアイデの存在も気にならなかったが、やがて親しくなっていき、彼女に興味を持つようになる…。
<見どころ>
“六つの教訓話”シリーズ4作目。シリーズ3作目「モード家の一夜」の撮影が延期されたため、先に発表された。ロメールが文学を教えていた生徒の家に招かれた際、アイデ・ポリトフに出会い、彼女を巡る映画というアイディアを思い付いたという。普段のロメールとの会話を役者がそのまま台詞に取り入れたり、予算の都合でほとんどワン・テイクで撮っており、即興的な作品となっている。南仏の色鮮やかな映像が印象的な撮影は、ロメールやトリュフォーの作品を数多く手掛けた名撮影監督ネストール・アルメンドロス。本作は彼が初めて手掛けた35ミリカラー長編作品でもある。
<受賞歴>
1967年 ベルリン国際映画祭銀熊賞