<内容>
核戦争終了から15年後のパリ郊外。お人好しのルイゾン(ドミニク・ピノン)は、新聞の求人広告を見て精肉店兼アパート“デリカテッセン”にやってくる。草木が生えず、食べるものに困る毎日にもかかわらず、店では肉が売られ続けている。実は、店主がカモを引き寄せては肉にして売りさばいていたのだった。心優しい店主の娘ジュリーは気のいいルイゾンを気に入り、彼を犠牲にしないために、菜食主義者たる地底人と手を結ぶ…。
<見どころ>
短編で成功を収めたコンビ、ジャン=ピエール・ジュネとマルク・キャロによる長編デビュー作。近未来と1950年代風クラシック、童話とSFを融合させ、独特の世界観を作り上げた。ダークな世界を描きながら、まるでおもちゃ箱をひっくり返したような溢れるイメージが圧倒的。ジュネ監督の大ヒット作「アメリ」の原点が垣間見られる作品。
<受賞歴>
1991年度 セザール賞新人監督賞、脚本賞、編集賞、美術賞
1991年 東京国際映画祭ヤングシネマ・ゴールド賞