<内容>
アポロ11号が人類初の月面着陸を成功させた翌年の1970年。左翼派活動家の両親が警察から身を隠すことになった夏、12歳の少年マウロは、なぜ両親が自分を置いて二人だけで“バケーション”へ行くことにしたのか、サンパウロの移民街に住む祖父に預けられることも納得できなかった。ポツンと祖父のアパートの前に置いて行かれて呆然とするマウロだったが、ユダヤ系やイタリア系やアフリカ系やポーランド系など、雑多な人種で賑やかに成り立つ移民街での新鮮日常生活と、美しい女性アイリーンへのほのかな初恋、そして”王様“ペレを擁しワールドカップで快進撃を続けるブラジルチームの活躍に夢中になっていく。一方で、不気味な警察や権力の圧力が自分の周りの大人たちの生活を脅かしていることにも少しずつ気付いていくマウロ。ワールドカップ決勝戦の日までに両親は”バケーション“から帰ってくるのか…。
<見どころ>
1970年。ベトナム戦争は激化し、東西の冷戦は長期化。そしてブラジルでは、軍事政権化で政治は腐敗し、左翼派市民への弾圧が日増しに厳しくなっていた。12歳の少年マウロの“孤独”と“出会い”と“冒険”、そして“ワールドカップ”の夏と成長を通じて、その時代を鮮やかに蘇らせる。
監督のカオ・ハンバーガーは1962年、サンパウロで、ドイツ人の父親とイタリア人の母親の間に生まれる。本作が長編映画2本目。(デビュー作は1999年の子供向け映画『Castelo Ra-Tim-Bum』)映画のほかにもテレビのディレクター、プロデューサーとしても活躍し、ヒット映画『シティ・オブ・メン』のTVシリーズ版にも参加。2006年の国際エミー賞にノミネートされたシリーズ『Filhos do Carnaval』の演出も手がけ、子供を演出する
手腕と映像センスが高く評価されているブラジル映画界注目の監督である。
日本初放送作品。
<受賞歴>
<2009年1月の放送予定>
1月9日 10:00
1月15日 19:00
<2008年12月の放送予定>
12月28日 26:50