■チャップリンを語るvol.5
現在活躍している映画監督・俳優たちが、いかにチャップリンに影響を受けてきたか。チャップリン、そしてその映画の魅力について、彼ら自身によることばを紹介します。
■コスタ=ガヴラス監督
1933年生まれ、ギリシア出身。ソルボンヌ大学を中退しIDHEC(高等映画学院)で映画を学ぶ。1960年からアンリ・ヴェルヌイユ、ジャック・ドゥミ、ルネ・クレマン、ジャック・ベッケルらの助監督を経験。1965年に「七人目に賭ける男」で監督としてデビューした。1982年「ミッシング」でカンヌ国際映画祭パルム・ドールを受賞。1990年「ミュージック・ボックス」でベルリン国際映画祭金熊賞を受賞。2002年に、「ホロコースト −アドルフ・ヒトラーの洗礼−」を監督・脚本・製作。
「1937年当時、大恐慌に悩むアメリカで、ヒトラーは共産党とたたかう英雄でした。彼のような人物がいてくれれば世界は救われる、と皆が信じていました。そんな時にチャップリンは「独裁者」を作った。チャップリンは映画人で喜劇役者だったが、歴史を見通していたのです。」
「インチキパラシュート、インチキ防弾服、何もかもを殺してしまう毒ガス…など、劇中のコントのひとつひとつは、一見ただのコメディに思えますが、後に起こった事を考えるとチャップリンの先見の明に驚かされます。」
「映画の真髄は人間の顔です。美しい景色やアクションは二の次だと思います。映画であらゆるものを表現するのは、人間の顔なのです。」
「独裁者のドキュメンタリー」より
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