2006年ベルリン映画祭 オープニング作品
Genie賞(カナダ アカデミー賞)4部門ノミネート

過去を捨てようとする男と、自分なりの幸福を必死に守りながら娘の死を受け入れる自閉症女性との間に芽生える友情と愛情の物語。

あらすじ

中年男アランは北へ向かう途中、ヒッチハイカーのビビアンと出会う。最初、渋々彼女を車に乗せたアランだったが、彼女の人懐こさとユーモアに次第に心を開き始める。しかし次の瞬間、突然現れた雪上車が彼らの車に激突し、ビビアンは即死してしまう。不可抗力だったにせよ、罪悪感に苛まれるアランは彼女の家族へ訃報を直接伝えに行くことにする。辿り着いた小さな町の実家には娘の訃報に大した動揺も見せない自閉症の母親リンダだけがいた。日常を支えていた娘を失ったリンダが気に掛かり、アランはビビアンの葬儀の日まで町に滞在することを決意する。一方、突然やって来たよそ者が疎ましい警官によってアランの秘密が暴かれる。アランは殺人罪で服役した刑務所から数日前に出所したばかりだったのだ。しかし、リンダとの奇妙な生活の中で、重い過去から逃げるよりも新たな道を前進していく大切さにアランも気付いていく。

監督:マーク・エバンス

1963年、イギリス・ウェールズ州出身。 ケンブリッジ大学などで学んだ後、イギリスのテレビ局でドラマからドキュメンタリー、子供向け番組まで幅広く演出を手がける。海外での活動も多く、イタリアのジュゼッペ・トルナトーレ監督と彼の作品を追ったドキュメンタリー「A Dream Dreamt in Sicily」は2000年ベネチア映画祭で上映されている。

主演:アラン・リックマン

‘46年、ロンドン出身。70年代から英国の舞台で活躍。ハリウッドの大物製作者ジョエル・シルバーに「ダイ・ハード」(’88年)のテロリスト役に 抜擢されて映画デビュー。その後、「ラブ・アクチュアリー」「ハリー・ポッター」リーズなど出演作は数多い。悪役が多いにも関わらず、少しトボけた個性と知的な渋さが光る男優としてファンも多い。

主演:シガーニー・ウィーバー

‘49年、NY出身。’79年の「エイリアン」(リドリー・スコット監督)で演じたリプリー役でブレイク。以降、「ゴーストバスターズ」「ワーキングガール」「ギャラクシークエスト」「アイスストーム」「ヴィレッジ」「バンテージ・ポイント」など多くのヒット作に出演。